32年の歴史

この会社に勤務した当時は、GISと言う言葉
さえも知らなかった。

社内では図面の電子トレースを担当する部門、
地図調整課がGIS研究に取り掛かった。

社長を始めとし部門長は大学講座、業界団体の研究講座、
地理院のセミナー受講に奔走し、SE,新人ではあるがPG
も揃い、本格的にGISシステム開発を手掛けたのがGIS
と言う言葉を聞いて3年後でした。

第一号は基準点検索システム
国家三角点・水準点・二等多角点の他、発注官庁設置する
1~3級基準点全ての地図上の位置、成果表、点の記を
セットにしたもの、データベースはエクセルにも出力可能
なものとした。

第二号は地籍成果管理システム
地籍調査事業メニューの過年度数値化事業の補助金
を利用したシステム。

第三号は公有財産管理システム
官庁の財産管理を目的にしたシステム

第四号は高齢者危機管理システム「ふれ愛・ネット」
65歳以上高齢者安否確認、救護支援、介護支援を目的にしたシステム

第五号は農地管理システム「新農業法に合致」
農家台帳、水玉管理、水路等施設管理を目的にしたシステム

第六号はトンネル台帳管理システム「国土交通省対応」
トンネルの各施設、トンネル構造、地質、維持管理を目的にしたシステム

その他道立公園管理システムなど外数件があります。

GISという言葉をきて14年以上になります、町村合併が
終了後、会社はGISで培った技術をDB構築の手段に
利用する方針を打ち出し、現在地図調整課も情報基盤係
に名称を変更し、受注全体の40%近くを売り上げている。

ちなみに、会社の生業は建設コンサルタント、測量業、と
情報処理です。